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株式会社キャッツ
取締役 経理部長 渡部 真
業種:住宅リフォーム・環境改善など
どのような課題を持っていたか
※現場スタッフの様子
採用において、学生や求職者に対して会社のことをどう伝えればいいのか模索し続けていました。迷いながら配布用の資料を作成してもオフィシャルサイトなど他の媒体と整合性を保てず、“これひとつで会社のことが伝わる”というツールがなかったんです。
お客様だけでなく、社員に対しても「うちの会社はこうだ」と明確に示すことができず、経営陣と現場スタッフの間にギャップが生まれていました。本来あるべき会社の姿や考え方を組織や部下へ落としこめる人間も少なく、「このままでいいのだろうか?」という悶々とした思いを抱えながら過ごしていました。
ご依頼の決め手は何ですか
過去にCI構築を経験している弊社会長に対し、ブランディングの意義や効果を熱心にわかりやすくプレゼンしていただいたことが大きかったと思います。当時は、まだ私は入社していませんでしたが、過去にCIを経験し効果を実感している会長がその場で納得されて即決したご様子をお見受けし、”的を射ている”という手応えを感じました。
また、プレゼンしていただいた時期は、高齢化社会を見据えた今後の事業展開として、お住まいの改善だけにとどまらず、お客様ご自身の「健康」をキーワードとした新たな事業への展望を発信しようとしていた時期であり、それを踏まえてオフィシャルサイトのリニューアルプロジェクトが始まったタイミングでした。会社として”変わろう”という気運が高まっており、経営陣で同時並行でブランディングの内容をサイトに反映しようという合意を固め、貴社にブランディングをお任せしました。
プロジェクトの感想
※事業のタグラインやバリューを明確化
幹部メンバー向けの研修が大変有意義でした。若手社員が問題意識を持って業務にあたっていることもわかりましたし、同時に普段は挙がらない新鮮な意見をヒアリングできて高揚しました。経営陣が参加しない場だったため批判的な意見も上がると思っていたのですが、愚痴や不満などは上がらず、内心ホッとする部分もありました。
印象に残ったのは、キャッツがリフォームに対応していることを知らないお客様が7割くらいいらっしゃるという意見ですね。これには、正直ちょっとショックを受けました。しかしながら、営業マンに頼りっきりだったので、社内だけでなく社外にも目を向けて発信していく必要性を感じられたのは大きな収穫でした。そして今回のブランディングにおいて、「リフォーム会社」の認知度を高め、創業当初の白アリ駆除の会社というブランドイメージを刷新することの重要性に気づくことができたのです。
効果や変化について
まだ採用サイトの効果測定はできていませんが、例年に比べるとサイトを見てくれた学生や求職者からの評判は上々ですね。「わかりやすい」という声をもらっています。なかでも、社員インタビューや座談会のコンテンツは会社のイメージを掴みやすいと言ってもらえています。
また、ブランディングと同時並行で依頼させていただいたオフィシャルサイトのリニューアル後にさっそく、お客様からエネハンドという蓄電池のお問い合わせがありました。見積もり依頼もいただけて、チャンスが広がっていますね。以前はサイトからの問い合わせはなかったので、変化のひとつだと感じています。
今後期待すること
弊社のブランディングに参画していただき、キャッツの理解者になっていただけたと思っています。フリーセルさんにご提案いただいたことを実行してカタチにしていけば、キャッツを目指すべきブランドに育て上げていけると確信しています。
新しく名刺ができ、今後は会社概要と採用のパンフレットやブランドブックも完成するので、それらのツールを駆使していけば今後はもっとブランディングの効果を実感できるはずです。フリーセルさんとはいろいろとお付き合いして、ご意見をいただければと思います。